ここにいるよ!

ここで待ってるから見つけてね!

堅いドアを開け始めるころ

喫茶店で食べるナポリタンが美味しかった。
ケチャップ味の濃い、色バランスの良いナポリタンが年代を問わず好まれた。
和食から一歩踏み出し「外」の世界を夢見て堅いドアを開けてみたくなる、そんな感じ。
...昔に戻り思い出すといくらでもネタはある。(笑)


喫茶店が至るところにあった時代、居心地の良い店を探してはハシゴしながら毎日のように入り浸っていた記憶がある。喫茶店と言えばモーニングと軽食が定番で、その店ならではの人気メニューもあって仲間内では喫茶店の開拓に余念が無かった。(笑)
また、片隅に置いてあるジュークボックスも誰が選曲したのか次々に流行歌が掛かって店のBGM役を果たしている。
そんなレトロで懐かしい光景を思い浮かべると、喫茶店に纏わる数々の思い出が蘇る。


10代後半、人生で初めて体験する、大人の世界への入り口が喫茶店だった。
なんて可愛いくて小さな世界だったか...今なら笑えるけど、当時は馴染みになったマスターやスタッフにも顔を覚えられ「いらっしゃーい」と笑顔で迎えられることに幸せを感じるような、まだまだ甘ちゃんなお子ちゃまだった。


当時、高校では厳しい校則で縛られていて髪の長さ、パーマ、スカートの長さ、ソックスの色や長さ...などの他にもコートの色や靴の色、ブーツは論外、辛うじて傘だけは自由だった。大袈裟に言うなら、うら若き女子高生にとって興味あるものは全て校則で縛られ管理された状態だった。人とどこか違うと目立つからダメとか、変に大人っぽいことは本人に何ら意図が無くても誤解された。
まるで鎖国状態の中、考えることと言ったら「どうしたらこの閉塞感を抜け出すことが出来るか」とか、学校や親の求める品行方正な自分になれるか?といった正負(プラスとマイナス)を天秤に掛けて、大真面目に悩む乙女の姿がそこにはあった....ように思う。


高校生の頃には「純喫茶」なるものがあって、この「純」が付いているところへの出入りは認められるという校則があった。
確かに、普通の喫茶店より地味でファミリーっぽいところが「純喫茶」にはあった。
それが学校でも「安全圏内」と認められたのだろう。


当時、「喫茶店」と言えば、薄暗く、タバコの煙で白濁したような店内に洋楽のBGMが流れる、いかにも「夜」のイメージが濃い店が多かったし、そんな世界を覗いてみたい女子も沢山居たのは事実。
昼間の喫茶店が夜になるとバーに変身できるような雰囲気が、学校では余計にイメージダウンされてもいたし、実際に夕方、暗くなり始めるころには「夜の蝶」とおぼしき濃いメイクとファッションの(古い!)いかにも...の女性が喫茶店で同伴の男性を待っている姿を度々見かけたが.....そんな時分にたむろする自分もどうか?と今なら思える。(笑)
......と、ここまで書いてふと気づいて「喫茶」と「純喫茶」の違いを検索してみると.....
なるほどねーでした。
アルコール類の提供の有無....この違いだそうです。
すべて謎が解けた!..ってアナタ、こんなことの正解も知らずに今まで何を勉強したの?っていうくらいのレベルの低さに唖然としました。
その程度の知識で、学校をサボってコンサートに行った(過去記事あり)のだから、レベルの高低なんてもんじゃなく、世間知らずで無知としか言いようが無い。(笑)
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さて、今日の動画は伝説のロックバンド「クリーム」。もちろん私の好きな洋楽です。
1968年米国リリース、日本ではいつ頃流行ったのか定かではありませんが、私が10代で聴いたのは間違い無いです。


♪...黒のカーテンに閉ざされた白い部屋...♪和訳を見ると「ホワイトルーム」の歌詞には解析不明な闇が感じられる言葉が連なり、この時代背景は光と闇の間を彷徨う若者たちが閉塞感を感じていた時代だったのかも知れません。いつの時代でも若者は「生きることへの哲学者」であります。
生きる意味を深く深く考えていて、自分の存在意義の答え探しをしている。
どこか現在のコロナ禍においても似たような思いで若さを失い、目的を見失っている若者像と重なっているように思います。



ホワイト・ルーム/クリーム White Room/Cream
ーー動画はYouTubeよりーー


今、この時間、BSで「歌えるJ-pop 黄金のヒットパレード」を見ながらブログを書いています。
ZARDの坂井泉水さんの「負けないで」が流れています。(歌っているのは別の人ですが)
泉水さんの透き通るような声を思い出しながら、映像の美しいお顔を拝見していると涙が流れて来ます。仲良しだった大黒摩季さんが涙ぐんでいます。
先日、ZARDの30周年ライブがあったそうです。
DEEN池森秀一さんやFIELD OF VIEWの浅岡さん、大黒摩季さんらが参加されたとネットで知りました。ビーイング系はいい曲が多かったけれど、TV出演が極端に少なかったので顔を知らないというじれったさを感じてましたが、これがプロデューサーの売り出し方だと知って驚いたものでした。結果的に売れたということは戦略的に良かったということですかね。
名曲は時代を超えて愛され歌い継がれて行く....はい、納得しましたー!

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