ここにいるよ!

ここで待ってるから見つけてね!

好きこそ物の....

まだ古い家に住んでいたころ、家には全部で12部屋あり、しかも一つの部屋が8畳~10畳の広さでした。和室の続き部屋が3室あって、一つは仏間でした。
まぁ、田舎の代々続く家とはそんなものです。
その古い家は義父が建てたもので、だいぶ吟味して建てた家だと聞きました。
至る所にお金が掛かっただろうな...の凝った設計と使った建材のレベルの高さが剝き出しになっていて、義父はそこに価値観を持っていたようでした。
しかし、どんなに立派な家でも経年劣化は避けられません。
そもそも12部屋もある家を隅々まで掃除するなんて誰がします?


自分はやらずに嫁の私にやらせようだなんて虫が良すぎますよ。(笑)


それでも、まだ若かった私はリフォームやDIYに興味があり、剥げたところを修復したり新しいネジと交換したりするためのホームセンター通いも喜んで行ってました。
我が家には大きな物置があり、その中には捨てられないものが保管されていました。
そこから必要な部品やら小物を物色しては大工さんみたいにトントンとやっていたわけです。子供たちが大きくなって、小学校の入学祝いにと実家から贈られた学習机があり、これらも物置で眠っていました。
机には角度の変えられる照明が付いているので、これを再利用することを思い付き、台所の他にもミニキッチンみたいな土間仕様のキッチンがあり、そこは手元が暗くて作業がしづらいことを思い出し、この机の照明を取り外してキッチンに取付けました。
釣りが趣味の夫が釣って来た魚を捌いたり、土の付いた野菜(姑の家庭菜園)を洗う専用の大きな流しだったので、時に私は魚屋さんになったり農家さんになったり、黒いゴム仕様の長いエプロンを付け長靴を履き完全防備で奮闘していました。


釣りは自前の船で沖合まで出ての本格派で、朝出かけたら夕方にしか帰って来ないという、まるで漁師でした。
私は出刃包丁を研ぎ、大きなまな板を出して待機、こちらもまるで魚屋さんでした。(笑)


話はどんどんズレてきて、いったい何を書きたかったのか分からなくなって来ました。(笑)
特に劣化が酷かったのはキッチンで、ここのキッチン収納の扉がだいぶ老朽化していたのが気になっていたので、、扉を何枚も外して掃除をしてーの繰り返しをしつつ、剥がれたところには幅広のマスキングテープを貼り綺麗にして取り付け直しました。
ネジなどは錆びているため新しいネジと交換しました。
扉の開閉がスムーズになり見違えるほど綺麗になったのを見ると何物にも代えられない幸福感と達成感も味わえました。


私は部屋の模様替えとか補修が大好きで、始めると止まらなくなって仕事もご飯も後回しで夢中になるタイプでした。(過去形)
少々のものは自分で直しました。
夫がそういうことに積極的では無い人なので余計に「自分がやらなきゃ誰がやる?」って気持ちが強かったのでしょう。 まぁ、男みたいな性格というのでしょうか。
新品をすぐに買うという選択肢は無く、とりあえず直すというのが基本にあります。
早く言えば貧乏性、遅く言っても貧乏性という古い人間ですから、新品にすぐに飛びついたりしないんです。


昔の家は良い材料を使っていて、〇〇産の輸入品などではなく、直接、山に行ってまで木材を吟味していました。桜の木の皮を使った天井の梁やヒノキの腰板など義父にはそこに価値観を見出していたようです。


若い時は日本の昔ながらの木造建築より洋風モダンに惹かれるもので、私もその一人でした。ところが歳を重ねて来ると和風の良さが身に染みて感じるようになり体に馴染むことが分かりました。
出来るだけ自然なものの中で暮らしたい。
これは理想として掲げながら、時々は「洋」にも染まり生活を楽しみたいと思います。


今朝は一気に書けました。(笑)
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