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ショート後日談

昨日、姑は一泊のショートから帰って来た。
家に着いたらトイレの場所や自分の部屋が分からなくなっていた。
施設から戻ってすぐだから頭が混乱しているのだろう。
疲れた疲れたと連発してすぐに寝てしまった。


姑を送って来たケアマネさんに、どんな様子だったか尋ねると、トイレの頻回が激しく、職員さんが数えたら22回もトイレに通ったそうだ。それも夕方から朝7時までの間で。
決して驚くこともない、家でもそんなもんだもの....と私は思ったが、ケアマネさんはじめ職員さんは驚いたそうだが、それより職員さんが気の毒になった。
休む暇も無かっただろう。
姑の認知は外を俳諧することがない。
代わりにトイレ通いが頻繁。
泌尿器科では認知のせいもあると言われたが、過活動膀胱の薬も飲んでみたが全く変わらない。ここが一番の困りごと。
外に一人では出て行かず、むしろ外を怖がる。
出て行ったら戻ってこれない不安があるのか一歩も出ようとしない。


介護1ではショートを使う人はあまりいないとか。それもわかる。
でも、この状態を見て欲しかったので何とか「お泊りのお試し」をお願いしたのだ。
たった一泊でも十分に、手の掛かる「介護1」だということを知ってもらえただけで私は満足だった。
誰もが口では「大変ね」とか「認知症だから仕方ない」と言うだけで、実際に介護をしている人の身になってくれないことが介護者は辛いのだ。


ケアマネさんは、今後のショートについて、今の状態ではせいぜい月に一度、一泊でしか看られないと言っていた。あとはデイの通所回数を増やすとかの対応を考えてはどうかと。
デイを増やすということは、その準備や支度などを私が毎回やるということで、結局、私の仕事だけが増えて行く。
自分でご飯を食べる、一人でトイレが出来る、この二つが出来れば認知があっても介護度は「1」のままだそう。


朝起きても顔を洗ったり歯磨きなどしようとしない。
入れ歯は私が洗っている。
入れ歯をしょっちゅう外して不明になる。
髪を整えることも鏡を見ることもしない。
トイレを頻繁に汚す。
食事時間もわからない。食べたこともすぐに忘れる。


朝にカーテンを開けること、夕方には閉めること、それもしない。
デイに出かける際は着替えも持ち物の準備も私に任せて、自分でやろうともしない。
こんなに手が掛かるのに、介護1というのが納得できない。
いま、介護施設はどこも満杯状態。
家族と同居していると施設入所は難しいようだ。
一人暮らしとかが優先されるらしい。
私のように在宅の仕事をしていると、それだけで対象から外れてしまう。


いつまで続くのか全く見通しがない。

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