不満は自分で作り出すもの....
不自由なものは何一つないのに、あれはダメ、これは嫌い、それは困る...なんて自分に都合がいいように言い訳をするのが得意だ。

人生に大切なものって何だ？

衣食住はおつりが来るくらいに十分じゃないか。
お金のことだけを言えば、収入だってそこそこある。
会社からは自分の働き以上の報酬を受け取っている。
先が見えて来たこの歳で欲しいものなんて何も無い。
時々来る孫たちに若さのエネルギーを貰い、子供たちには鈍って来た頭に喝を入れられ、どっぷり浸かったぬるま湯生活にも辛うじて緊張感を持つことが出来る。

私は今、満たされた暮らしをしているのに何処かに不満があると思っていたのは、実は「不満」では無く「不安」だと気付いた。
老いてゆく体と心、どんどん変わって行く環境、時の流れに必死でしがみついている。
姑という人生の先輩が、目の前で老いて行く過程を嫌と言うほど見せつける。
これほど辛くて残酷なドラマはＴＶでは見れない。

男の子たち数人が、ランドセルに幾つもの袋を提げて小学校へと急ぐ。
あの子たちは未だ人生を駆け出したばかりだ。
時々、笑い声を発しながら何を話しているのだろう......。
長い人生、ゴールは終わりなんかじゃない。

DEEN 少年

↑　この「少年」という曲を始めて聴いた時、歌詞の純粋さに心が揺さぶられた。

　　歌詞が心に沁みる一曲です。