ここにいるよ!

ここで待ってるから見つけてね!

認知症のリアルと今日も戦う

朝一番に姑の部屋に行く。
ポータブルトイレの汚物を捨てるためと、朝食の声掛けのため、そして仏壇の水やお茶、炊き立てのご飯を供えるための毎朝のルーティンだ。
姑が朝食を食べている間に、姑の部屋の掃除と洗濯ものを引っ張り出す。
相変わらず、起きて来ることが億劫な彼女は「今日はデイに行くの?」と必ず聞いて来る。
「行っても行かなくてもご飯は食べるのよ」と、私は少々キツい口調で言う。
すると、仕方がないという風に重い腰を上げてベッドから降り、ポータブルに座りたそうにするのだが、「起きたついでだからトイレに行こう、ポータブルばかり頼ると寝た切りになるよ」...と脅す、冷たい嫁の私。(笑)


ややあって、やっとダイニングの椅子に腰を下ろすが早く、箸を握って食べ出す。
顔を洗おうともせず、歯磨きもなんちゃら...「顔も歯磨きも後でやるから」と言い訳をする賢い姑。いかにも「分かっているのよ」風だ。


食べてる最中に二度もトイレ休憩、そのまま食べてる途中だということも忘れて、気が付けば部屋に戻って寝ていることも度々あり。
アンタは忍者か?.....と言いたい。
納豆が好物な姑は毎朝の納豆ご飯が大好き。
床には納豆やらご飯が散乱し、茶碗もベタベタになっている。こんなのは序の口。
よだれかけ、もとい、エプロンをしてあげても「邪魔」と言って外し、着ている衣類に納豆もご飯粒も貼り付けていて、そのまま動くものだからトイレまでの廊下にポタポタと落ちている。それらを追い掛けながら広い集め、食べた後は上着を脱がせて再びの洗濯だ。


ときどき、私は何をやっているのだろう....との思いに押しつぶされそうになるが、そんなときにはBGM的な軽快なミュージックを流して気持ちを洗い直す。
いつも登場するDEENはじめ、洋楽のオンパレードだ。
今回はニルソンの曲だ。あなた無しでは生きられない....ってことだよね。
今の私の気持ちを言うとこうなる。(笑)
是非、最後まで聴いて下さい。



ウィザウト・ユー/ニルソン Without You/Nilsson


あ~切ない、切な過ぎる。😢( ;∀;)
これはもう、私が大好きな曲の筆頭。
1971年の曲ですよ。50年前? はぁ、溜息が出ますわ。
切々と歌い上げるニルソンの声にしびれた50年前の自分に一瞬で戻れます。
先日、古い洋楽を検索していたら名曲たちが続々出てきて鳥肌ものでした。


また次に載せたいと思います。

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